スマホの容量をオンラインストレージで増やすということ。PCがなくても、スマートフォンやタブレットからでも利用できるオンラインストレージサービスはいくつかあります。
今回はその中でも特に有名な2つのクラウドサービスを紹介します。
クラウドストレージとは？ クラウドストレージというのは、インターネット上でデータを保存できる仕組みのことです。
クラウドコンピューティング（cloud computing）という言葉を聞いたことがある人も多いと思います。これはインターネット経由でコンピュータを利用する際に利用される技術を指します。
クラウドストレージとは、このクラウドコンピューティングの技術を使って提供されているサービスのひとつです。
クラウドストレージを使うとどうなるか？まずクラウドストレージにデータを保存するには、Webブラウザーなどでクラウドストレージにアクセスして、そこに保存されているファイルを参照します。
するとそのデータは、ローカルにあるハードディスクなどに保存されるのではなく、クラウド上の別のフォルダに移動して管理されます。つまり、クラウドストレージ上にデータがある限り、パソコンが壊れてもデータの消失を防ぐことができます。
またクラウドストレージでは、クラウドサーバを介して他の端末ともデータを共有することが可能です。例えば、iPhoneやiPadなどのiOSデバイスを持っている人は、自宅やオフィスなどWi-Fi環境のある場所なら、どこからでもクラウドストレージのデータにアクセスすることができます。
クラウドストレージの種類は？ クラウドストレージにも色々あって、大きく分けると3種類あります。
1つ目はオンプレミス型といって、自社でサーバーを立ててクラウドサービスを提供する方法です。この場合、自社のセキュリティポリシーに合わせて独自の暗号化通信プロトコルなどを採用する必要があります。
2つ目はハイブリッドクラウド型といい、複数のクラウド事業者が提供するクラウドサービスを組み合わせて使うものです。この場合、それぞれのクラウド事業者が持つ機能を利用できます。
3つ目がクラウドファウンディング型のもので、ユーザーが資金を投資する代わりに、企業などがクラウドを提供するというやり方です。この場合は、企業が自社用のクラウドを用意して運用することになります。クラウドサービスを選ぶときには、自分が利用する目的にあった機能を備えているかどうかを確認しましょう。